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昔と今とでは歯科矯正の内容が全然違う

まず、私と彼女の状況の違いを整理しておこう。
私が矯正治療を受けたのは、1979年〜1988年頃。
彼女が外科手術を伴う矯正治療を受けたのは、1995年〜1997年頃。
また、私は地方の私立歯科大の付属病院に通ったが、彼女は東京の私立歯科大の付属病院で治療を受けた。
地方と中央とで、医療技術の差異があるのかもしれない。

その時彼女から聞いた情報を箇条書きに揚げる。
・私の時は健康保険適用外で全額自費診療(数百万掛った)であったのに対し、彼女の場合は健康保険適用のため、当時の本人負担割合が安かったこともあり、驚くほど低額の治療費しか掛からなかった(年間二万円程度、手術の時は高額療養費の還付が受けられるため5万円程度)。
・私の時は前歯の噛み合わせだけしか調節されなかったのに対し、彼女の頃には前歯も奥歯も全てが一体として噛み合うように治療するため、手術後にはびっくりするほど物が噛みやすくなる。
・手術は顎の前部を削るのではなく、U字型をしたアーチの付け根を切断して、アーチ全体を奥へずらしてボルトで固定する。手術は一日で終わり、入院期間は1週間ほど。
・下顎の前突には舌の影響が大きく、舌を下の前歯の後ろに置く人は、舌が下前歯を押し出す力が加わり、下顎前突になりやすくなる。それに対して通常は、舌は上前歯の後ろに位置するため、むしろ上前歯を押し出す力が加わる。この舌の癖ひとつで矯正後の戻りが防止できるかどうかが決まる。
・歯全体のアーチを合致させるために歯列だけの移動では足りない場合には、歯槽骨(歯の土台となる骨)そのものの幅を拡げる処置が必要で、これは頭蓋骨の成長が終わる前でないと行えない。上顎の歯槽骨の幅が不十分だと歯列だけを動かして矯正しても歯列が安定しなくなる。
だから、できれば20代前半のうちに治療することが必要。

当時、私は26歳。最後の項目に引っかかっていた。
それでも私にしてみれば、あんなに長い間苦労して、しかも莫大な治療費をかけて矯正治療を受けたのに、こんな中途半端な状態で、下顎の前突も残ったままで、あとは戻る(下顎が前に出る)一方という自分と、大人になってからわずか3年ほどの治療(しかも保険適用)と手術によって、ほぼ完全な噛み合わせを獲得した彼女との違いは放置できなかった。
また、条件面では健康保険が適用になったというのが最も大きかった。それまでは歯科矯正というのは何百万もかかると言われていたのだ。
保険が適用されるようになったのは、噛み合わせの悪さによって消化吸収などの健康障害が起こりうるということから、近年は外科手術を伴うような大きな下顎前突症については保険診療に見直されたとのことだった。まさに自分のケースである。
それ以外に、過去の矯正治療が結局自分に痛みと出費だけをもたらし、下顎前突は完全に治らなかったことに対する不満と疑念があった。10代のころの自分は当然、矯正治療に関する専門知識もなく、親も医者に言われるままに治療を受けていた。
なのに、舌を上顎にくっつけるか下顎にくっつけるかの違いが症状の進行や治療の戻り(再発)に大きく影響することさえ指導されていなかった。一体なぜ自分がそんな目に遭わなければならなかったのか、どうすれば良かったのかを解明したかった。

当時私も東京に在住していたため、早速彼女の通った大学病院をはじめ、いくつかの有名歯科大の付属病院に電話で問い合わせた。
料金や予約の取りやすさなどから、やはり彼女の通っていた病院に決めて予約を取り、検査をしてもらった。
3時間ほどかけて、色々な角度から写真やレントゲンを撮り、さらに歯列の型をとった。その日の会計は3割負担で8千円程度だった。

そしてその2週間後、ドクターとの面談を受けた。
(つづく)



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